熱海にこんな滝があるなんて。そしてこんな危険な道なんて【観音滝 静岡県熱海市 】


静岡県静岡県熱海市網代の……
海に落ちる滝!

ということで温泉には一切入らずに少しマニアックな滝を見てきました。

その名も観音滝

行く前の下調べしたところ、結構ライトなルート。
「ふっ…雑魚め…。」
特別な装備も持たず、なんならまたお気に入りの装いでふらっと行ったりなんかしちゃったりして。
観音滝の撮影が終わったら熱海駅前の商店街で大好きな練り物を食べ歩き。その後はちみつソフトクリームで締めちゃったりなんかしちゃったりして。

そんなふうに。
そんなふうに思っていたあの頃の俺にデンプシーロール。
ヒュンヒュン

何故動画にあるようなルートになったのかというと、当初予定してた易しいルートが工事的な、大人の都合的な、タイミング悪し的な、アレでありまして。

現地で「通れない」ってなって。

【普段の行い】という種を撒き続けこの日まさに【こんな結果】という見事な花を咲かせました。

てな感じでえらい回り道にチャレンジすることに。

今回のルート説明ですが。
車も停められず、ふらっと立ち寄って気軽に行けるルートでもないし、足を滑らしたら怪我とかしちゃいそうなルートなので割愛。(少し調べたら出てきますけど…心から推奨はできかね…みたいな感じです)

だけど怪我の功名か。
されどスルメの温情か。
この回り道ルート。
観音滝に行くまでの眺めやロケーションが抜群。見晴らしがシャイニーすぎた。草木の芳しい香りもバイブスを刺激してきやがる。
片っぽ崖なので……いやだからこそか。非日常感が強烈で。柵やフェンスが無いだけでこんにスッキリしてて。

でも自分は軽い高所恐怖症。
夢のつり橋みたいな下スカスカの吊橋とか結構無理。いやあの時は目の前に見えてるけど一歩も渡らないで帰った程無理。

観音滝1

ここで下腹部がふわっとなった。

だから今回の崖下りはお父さんのTシャツ握力フルパワーゾッコンラブ。
今回一番ゾワッとしたのは穴から海に下り始めた時向こう側に海が見えてるシーンで滑って転けそうになった時。動画時間(2分00秒~あたり)

観音滝2

信じられるか?私服なんだぜ?

で、まぁそんなこんなで海に下りて。
まず漂流物がいろいろ謎。
動画の標識もそうだけど、それ以外にもサッカーボールとバレーボールが並んで置いてあったりして。超絶秘密特訓場説。

伊豆の浜は白い砂浜サラサラ~と思ってる人。それはごく一部で、大部分は城ヶ崎よろしく岩肌だったり今回みたいなゴロゴロ大石だったり。

余談ですが、温暖化の影響なのか砂浜の侵食がエグくて熱海のサンビーチも重機で砂を浜辺に戻す作業を定期的にやって回復してます。がんばえー!

観音滝の海の話に戻ります。

大石ゴロゴロ海岸。
だから。波音がでかいのなんの。
砂浜みたいに波音にまとまりがない。
岩に当たってぐちゃぐちゃ海岸のアイデンティティ自らぶん投げ型鼓膜震わす系サウンド。
いやでもそれが自然。良いも悪いもない。そうだろ?

観音滝3

大変歩きにくい。

そして満潮時刻だけは調べておこうな。
下手したら帰れなくなるおそれあるぜ。

観音滝の感想。
普通の山中にある滝はルートがぐねぐねして周りに木があるから、滝見えた時は視界的に「おーー!出たーー!」ってなる。
けど今回の観音滝は海で遮るもののないド直線なのでかなり遠くから発見できてしまってね。

「あれかな?あれだな。やっぱりあれだ。でしょうね。」
いやそれが自然。そうだろ?

観音滝4

全然迫力伝わらないあるある。

滝壺。
藻&泡。

観音滝5

まぁ……まぁ…ねぇ?

これ水量少ない滝あるある。
特に河口に近いとどうしても生活排水がね。

ただ、泡って界面活性剤だけじゃなくその水のタンパク質とか塩分、温度とかも関係するらしいので泡があるから一概に汚い川とは言えなかったり。

正直この時は無事に到着した事が嬉しすぎて、全てが美しく見えて。観音滝を見つけてからというもの少しボヤーっとしてたらいつの間にか抱きしめて寝たいくらい愛くるしい存在に昇華してて。

その観音滝だけど、動画では全く伝わらないけど結構な高さの滝で(いろいろ大丈夫か)。下にいるとかなりの迫力。

この滝の見方は真下から見上げるんじゃなく、サムネみたいに少し横にずれて光り輝く海と滝をセットに見るのがよろしいかと。
東伊豆なので朝絶対パない。
そこで飲むコーヒー絶対パない。

今回のタイトルは【海に落ちる滝】だけど、水は山で湧いて海に還るから、海にドボドボ落ちる滝自体は特段珍しいわけではないわけです。

ただ海に直接落ちるのを上から見ることはあっても(対島の滝とかまさに)、この水量&規模の滝が海の直ぐ側に落ちるのを【下】から見ることができるのは結構レアだと思うのです。しかも伊豆の熱海。熱海に滝のイメージってあんまりないから余計に。

そろそろ締めよ。

みそつくねの活動は動画だけでなくラジオやSNSなどどれも楽しくて、これまでもネガティブな感情になることはまずなかったわけです。

ただ今回は少しだけネガモードに。

……

帰りの崖登り吐くほどキツかったです。

One Way 観音滝

∞つくね∞