ドーン!とこのストリートビューだけで白米片手に臨戦態勢になれる今回の【つくねの行ってみたいするめ処】。
フューチャーでスペーシーなこの建造物。その名も……
足摺海底館(あしずりかいていかん)!
見た目だけで足摺海底館に心の臓撃ち抜かれた私つくねですが、この足摺海底館には半端ない魅力がパンパンに詰まっているのです。
それをすぐにでも紹介したいのですが、それにはまずこの海底館がある足摺宇和海国立公園の事を書かないと始まらない。
これがすごいんだ。なんたって国立。圧倒的国立。全知全能国立。
下の地図を見てください。
ここが全部足摺宇和海国立公園。
いやでかいって。
この足摺宇和海国立公園は名前に海って入ってるけど、海岸部だけでなく内陸には1000メートル級の山々。しかもヒノキやスギで巨木パーリナイの自然林を含んでるという。安易に名前で判断して調子こいたら一線を越えちゃうぜ的なあれであります。
で、海岸部。
景色がえげつない程ダイナミック。
ゆるい隆起海岸かと思えば海岸段丘がメタモルフォーゼ的な進化遂げた断崖絶壁…と思えば岩がたくさん岩礁群がーーと油断してると島がたくさん現れる多島海景観。デコり過ぎ。どしたらいいのよ。
まとめると。
奇岩の景勝地であるということ。
↑滝串見残しの奇岩
これだけじゃないけどこれだけでもう感。
ちなみにここ遊歩道になってて絶頂。
もう一つのポイント。
THE黒潮。
黒潮は世界でも最大級の暖流。
ゆえにサンゴが発達。
ゆえに亜熱帯性の魚類が生息。
ゆえに海中景観が滾る。滾ってしまう。
この海中景観を見ちゃおうということで建てられたのがそう。
足摺海底館だ!
前置きが長くなって。いつもこう。
まとめると。
奇岩景観が半端ない国立公園の中に黒潮でヒャッハーしてる海中を見られる施設があってとんでもなくアがるって話です。
ということで足摺海底館。
足摺海底館は昭和47年1月1日にオープン。
いやオープン元旦。
そしてその元旦には一万人が訪れたらしいです。
いや客の気合い。
この海底館の売り。
高さ24m(海底+海上)の中国・四国唯一の海中展望台!
そして海中展望台では日本一の150人という収容人数!満員になったらカオス説はあるけど。丸窓に満員電車よろしくビターってなってたら魚多分焦るけど。多分ぎょっとしてるけど。
コンセプトは【普段着のままで自然の海を散歩できる】。カジュアルyeah。
余談。
先日足摺海底館は国の登録有形文化財に登録されたらしいです。
祝!
50周年を祝うセレモニーでは地元の子どもたちが和太鼓演奏。素敵か。
この海上展望台の造形が良すぎる。
宇宙船のような近未来感。
それも少し昔の近未来感。
円谷のそれ感。そしてなぜかチャージマン研が頭をよぎりごめんなさい。そして謝るのもチャー研にごめんなさい。お許しくださいボルガ博士。
この造形がどうしょうもなく少年心を刺激されて最高なのです。で、ここに向かうまでの道も最高なのです。
あの頃のワクワクと出逢う旅。
行こうよ。足摺海底館。 pic.twitter.com/7tbECdm7CD— 天然ミュージアム・足摺海底館@竜串海域公園のランドマーク (@kaiteikan_time) July 29, 2022
口コミでもここに向かう道が楽しいとのこと。羨ましい。
そして上の公式のTwitter見てるだけでワクワク。
で、そこから7m(64段)の螺旋階段を降りるといよいよ360度の海中窓がある海中展望台。
2022/09/15
チョウチョウウオ。
目の前で舞ってます。#足摺海底館 #天然ミュージア厶 #スタッフ文野 #たつくしドラゴンブルー #足摺宇和海国立公園 #高知県 #土佐清水市 #竜串 #Travel #Japan #Kochi #tosashimizu #tatsukushi pic.twitter.com/PcvwYRWr04— 天然ミュージアム・足摺海底館@竜串海域公園のランドマーク (@kaiteikan_time) September 15, 2022
この16個の直径60cmの海中窓から見られるの海中生物が容赦ない。
グレ、ハリセンボンにはじまり……
冬から春のイワシ&アジの大回遊。
秋はカマスの回遊。
チョウチョウウオ、ソラスズメダイ、ハタンボ、ネンブツダイなどの様々な熱帯魚。
ウミトサカ テーブルサンゴ シコロサンゴなどのサンゴ。
運次第では海ガメ、エイ、ブリ、イカ……。
いや。
なんかたくさんおる。
自然のサンゴと熱帯魚を海中から見られることに現実感が無さ過ぎて…きっとこの感動は行ったことある人しかわからないのだろう。
口コミで龍宮城と書いてた人もいたもんな。ああ…。
水中ってロマンで。
つくねも滝行くとついつい水中を。
※足摺海底館は餌を与えてるそうなので、何も見られなくてショボーンも無さそうです。
個性爆発した巨大国立公園。
気合炸裂レトロ近未来スペーシー海底館。
熱帯魚とサンゴの非日常世界へのトリップ。
これは紛うことなきするめ処。
入場料金
◆大人900円子供(4歳〜高校生)450円。
◆足摺海洋館の半券、年間パス持ってると↓
大人600円、子供300円。
◆団体だと安くなるぞ↓
30人以上は大人810円、子供400円。
営業時間は9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日無【荒天時臨時休業あり】(気合い半端なさすぎて)
駐車場150台(嬉しみ)
近くに足摺海洋館(水族館)があってそれとセットで行く人が多いそう。
そっちもググったら…。
こんなん一日潰れてしまう。
ちなみに犬も一緒に見られます(記事投稿時)。
ワンコと一緒に見られるのはでかい。ペット連れは行くとこいろいろ縛りプレイなのです。
あと近くにグラスボートもあっていよいよ無双感が。
アクセスと所要時間
◆公共交通
JR土讃線経由土佐くろしお鉄道 中村駅より 西南交通バスにて1時間30分
◆車
四万十中央ICから四万十経由 約1時間40分
※コメント:バス1時間30分はもうそれ自体が思い出。
この足摺海底館がある高知県の土佐清水市は、高速道路や鉄道が通ってないのもあって高齢化率も高く、過疎化・高齢化が深刻化って言われてて。
でもこの気合の入り方見たら、全力で応援したくなるのです。年中無休て。
調べているだけで楽しかったです。
ブラザーと呼ばせてください。
足摺海底館でした。
∞つくね∞